フタが開かない場合は無理にこじ開けないでください。
フタが開かないのは、なべの中身やなべ自体の温度が下がり減圧状態になった可能性があります。なべの中身や密着の状態により、以下の手順を試してください。また、作業をする場合はやけどやけがをしないように注意してください。
●なべの中身が揚げ物のように油が多い場合は、熱い湯になべを浸して温め、時々フタが回るか試してみます。
●なべの中身が煮物やご飯、炒め物など油が少ない場合は、なべをとろ火で温め、数秒毎にフタを回してはずれるか確認してください。なべとフタの間に食物が付着している場合は、その部分に少量の水を注ぎ、とろ火でなべを加熱してください。
●作業中はその場を離れないでください。
●中身の水分が少ない場合、長時間加熱すると焦げ付きの原因となるのでご注意ください。
●なべが温まってもフタが外れない場合は、加熱を止めて、相談ホットラインにご相談ください。
フタが平らな面に付いて外れない場合は、フタの上にタオルをかけ、タオルにゆっくりお湯をかけて十分に浸し、フタが温まるように数分間そのまま放置します。フタが緩んだか調べます。フタを無理にこじ開けないでください。必要に応じてこの手順を数回繰り返します。
大きすぎるフタが密着した場合、例えば、中ソースパンのフタが小ソースパン本体の上に被さって密着した際には、フタをはずそうとする前に、まずなべ、フタおよび内容物を室温まで冷まします。熱いうちに外そうとしないでください。冷めたら次の手順を試してみてください。
(1)ハンドルを体の反対側に向けて、なべを安定した台の上に置きます。
(2)しぶきなどがかからないように、なべをタオルで覆います。
(2)しぶきなどがかからないように、なべをタオルで覆います。
(3)右手の親指をハンドルの上に、他の指をフタの縁の下に当てます。
(写真はわかりやすくタオルを外してありますが、しぶき等を避けるため、必ずタオルをかけて実施してください。)
(4)左手をフタが飛び跳ねないようにフタのノブに添えます。
(5)親指でハンドルを押し下げ他の指でフタを持ち上げるように、ゆっくりと強くフタが外れるまで力を加えます。
(5)親指でハンドルを押し下げ他の指でフタを持ち上げるように、ゆっくりと強くフタが外れるまで力を加えます。
この方法でフタが外れない場合は、相談ホットラインまでご相談ください。
【注意事項】
●なべとフタの異なる組み合わせで使用しないでください。密着の原因となりフタが外れなくなることがあります。(大ソースパンと中フライパンのフタは同じサイズです)
●調理が終わって火を止めると同時に一度フタを開けると、再度フタをした後もフタを取りやすくなります。
●温まったフタを平らな面に置くと、フタの下の空気が冷えて減圧状態になり、外れなくなることがあります。必ずノブを下にして置いてください。温まっているフタでやけどをしないように注意してください。ガラスやセラミック等の平らな面の上にはフタを置かないよう注意してください。面が割れる恐れがあります。