リン脂質とよばれる脂質の一種で、1844年フランスのゴブレイが卵黄より分離して、ギリシア語で卵黄を意味する言葉「レキトス」(Lekithos)と名付けたことが始まりです。その後、動植物に広く分布し、特に豆科植物の種子に多く含まれているこのレシチンは各種のリン脂質の混合物で、そのリン脂質に数多くの種類があることがわかってきました。身体の細胞膜を構成する要素で人間のからだのおよそ100分の1、つまり1%はレシチンからできていると言われております。その中でも特に脳や神経などの重要な細胞膜の中にたくさん含まれています。