検査試薬が、DPD試薬(粉末)の場合は、残留塩素があれば反応して桃-桃赤色になりますが、塩素が入っていなくても、そのまましばらく放置しておくと水に溶けている酸素によって同じように変色します。
水と試薬を混ぜてから時間がたって色が変わるのであれば、全く問題はありません。
オルトトリジンの場合は残留塩素を測定するものですが、水に含まれているミネラル分の量によっては同じような反応を示すことがあります。(鉄0.3mg/L以下、マンガン0.01mg/L以上、亜硝酸性窒素0.1mg/L以上が共存する場合)
※オルトトリジンでの検査は、2002/4より公的試験法ではなくなりました。
※DPD=ジエチル-p-フェニレンジアミン